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Crafted with pride in USA

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昔よく見かけた、洋服に吊り下げられた沢山のタグ。その中に、星型のデザイン『Crafted with pride made in USA』とプリントされたタグがあったのを、覚えていますか?ときにはバンダナに、いまでもEngineered Garmentsのタグに、その文字が躍っています。

「当時すでにアメリカは、繊維、靴、スポーツ用品といった産業の生産拠点をコスト削減のため海外へ移転しはじめており、自国の産業の空洞化が叫ばれるようになっていた。その対策として80年代に提唱されたのが『もう一度、国内で製造した製品を見直そう』という”Crafted with pride made in USA”キャンペーン。アメリカ国内で生産された製品には誇らしげにこのタグが付けられていた。」(mono 3-16 2009 NO.601「スニーカーが好き」より)とあります。

ものを選ぶとき、何を基準にしているのか?わたしたちPICK-UP & BarnSでは、『原産国』を大切にしています。ときに、前述のCrafted タグはダサいものの代名詞になっていた時期もありましたが、いまではそれも貴重なもの。ものを選ぶひとつの目安にしても、良いのかもしれません。

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お店にいらっしゃる方の相談で多いのが「new balanceって、どれを選べば良いの?」という質問。お洒落な大人が履いているイメージがあるけれど、たくさん並ぶ品番の中から何を選べば良いのか、正直わかりづらいのも事実ですよね。わたしたち服屋のあいだでは、Ralph Laurenが「まるで雲の上を歩いているかのようだ。」発言、UNITED ARROWSのクリエイティブアドバイザー栗野さんの履きこなす姿でお馴染みのブランド。最近で言うと、NEPENTHESでの別注品も記憶に新しいかな。

new balanceは一足あたり平均54個のパーツから成型されており、工場の休憩を挟まなければ約1時間ほどで出来上がるそうです。その縫製は、いまでも専用の工業用ミシンを使って職人たちの手により仕上げられます。一部のイギリス製では、レザーシューズ縫製工場で手掛けられるほど、そのつくりに誇りとこだわりが込められています。

new balanceの象徴M990シリーズ、発売当時の”On a scale of 1000 this shoe is a 990.(1000点満点で990点まで到達した。)が謳い文句で、その名の由来ともなっています。

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インソールをはがしてみると、縫製は足裏の縦中心線を一本縫いする、フルソック方式がとられています。(M500番台は、ソールの周りを沿うように縫製。)M500番台に比べると、より包まれるようなフィット感が生まれるのがM990シリーズの特徴と言われています。そして、トゥ部分つま先にかけてグッと細身になるシルエットも、スマートに履きこなせる秘訣でしょう。

M1000番台に関しては、new balanceのハイスペックモデルと覚えておけば、間違いないはず。搭載されるソールは、ENCAPやその後に開発されたC-CAPなど、つくり手の日進月歩が生み出した賜物。そこは、シルエット・デザインの好みで選んで良いと思います。

M1300(’85年発表)、M1400(’94年発表)、M1500(’89年発表)、M996(’88年発表)クラシックで細身のシルエットが特徴のこのあたりのラインが、わたしたちのおすすめといったところでしょうか。

1906年、イギリス移民ウィリアム・J・ライリー氏が、海を渡りアメリカで設立したことに起源を持つnew balance。Crafted with pride made in USAにふさわしいものづくりを、今も継続するブランドです。

ぜひ、PICK-UP & BarnSに並ぶ原産国から届けられた洋服をお愉しみください。年を重ねるごとに味わいを増す服を揃えて、皆さまのご来店をお待ちしております。

saKae

Holiday

降り積もった雪もようやく溶けはじめた、週の真んなか木曜日。
PICK-UPには、ぞくぞくと春の新作が入荷しております。

閑話休題。

先日の1月12日(火)〜14(木)の3日間、PICK & BarnSともに正月休みを頂きました。大勢のお客さまで賑わった初売り、そのあとの連休です。初日は家事、そして最近始めた料理を少し。そのあとはたくさん遊ぶと決めて、いざ向かえ東京。

去年の2月、吉祥寺ヒトトでの出張店舗の際、ご馳走になった大月さんたちが作るお弁当。そのありがたさが忘れられず、あたらしく彼が独立して構えたお店mokujiへ。http://www.mokujinet.com/

大きいカーブを登りきったところに、その店はある。扉を開ける私の顔を見て、笑う大月さん。配膳されたみそ汁を啜る。玉ねぎの甘さと熟したお味噌の野性味が、歓迎してくれた。こけしが大好きだという大月さん、「土湯こけしが見たい」と。いつか福島でお逢いましょう。

通りをぶらぶらとし、閉まっている藤川アトリエを何度も見上げながら、国立を後に。夕食は、三軒茶屋トロア。ここでも、知った顔がわたしを迎えてくれる。国内外のワインはもちろんのこと、店主の笑顔に、シェフうえきさんの腕前に舌を鳴らし、きっと唸るはずです。http://www.trois-sakaba.jp/

翌日は、三菱一号館美術館へ。昼食にと目ぼしをつけた蕎麦屋は、暖簾が仕舞われていた。では、思い出深いお店「ほそ島屋」へ行こう。出張に出してもらうようになってから、ずっと気にかけてくださり、お世話頂いた服屋の大先輩。その方とご一緒したお店だ。中華そばを啜ると、背中を押すその声が思い出される。『頑張っていきましょう。きっと、売れますよ、田中さん!』

背筋を伸ばし、さぁ服屋巡りだ。

BEAMS 、UNITED ARROWS、BSHOPにArc’teryx、原宿キャシィディ、Engineered Garmentsと皆さんにもお馴染みの顔ぶれを覗く。SUPPER A MARKETや、移転したLE CHOPPE。並ぶのは個性の強いものばかりときたら、服好きには堪らない。そして、OUTBOUND & roundaboutへも。それぞれのディスプレーに、接客に、買物熱がほだされた。レンテン族がつくる布ものは、いくらでも欲しい。腹が鳴る。夕食は、吉祥寺ヒトト。目的は、写真展とスタッフのつくる食事そのものだ。

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吉祥寺ヒトトは、今月末1月31日ベースカフェから続く9年の歳月に、終わりを告げる。ビロード敷きの絨毯は、その昔キャバレー控室だったことの名残りだ。登りきると、マッドな鈍い光を見せる扉がある。扉を押し開ければ、そこが吉祥寺ヒトト。メニューを広げると、店長の菅さんが目の前に。お店は連日の賑わいで、お客様をお待たせすることが続くそうだ。それを、申し訳なさそうに話してくださる。ヒトトの食事を口にしたら、みんなほくほくの笑顔で帰るんだもの!普段のお仕事を、どうか思う存分になさってください。それを皆さん愉しみにいらっしゃるのだから。

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噛むほどにその滋味深いあじわいが口に広がり、しっかりきちんと育った野菜をからだに頂いているのが分かる。生産者が手を尽し、ヒトトの皆さんが料理にしてくださる。ひとをかたちづくるのは食事だと良く言うが、ヒトトのはまさにそれ。野菜の持ち味を十分に生かし、切り、和え、揚げる。どの小鉢にも、ひとつひとつの宇宙が渦巻いて、噛むほどにありがたい。旨い。少し残した和え物を肴に、酒を頂くとしよう。そのとき、「おーい、こっちへ来なさい。ほら、一緒に呑むぞ。」大きなテーブルをまたいで、力強く声掛けしてくださったのは、写真家 大橋 弘さん。ヒトトで開催中の展示「みずから」をつくった、その人である。本当は最初から交ざりたかったのだもの、嬉しいお気遣いだ。

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「空気だって薄いと、首詰まっちまうだろ。光もそうさ、光は生命そのもの。光がすべて。暗ければ、よりひかるというもの。」酌み交わす言葉に、世の秘密がさらけ出すヒトト。大橋さんの言葉には凄みがあり、これまで生きてきた時間がさらけ出されている。自分の観てきたものだけを、そのままに語る力強さだ。ご本人が、ちょうどこの日ヒトトに納品した著作を、その手から譲り受ける。「新幹線で、帰り飲みながら読めよ。また福島で逢おうな。皆んな、呼んどけよ。」手渡された一冊は、私が生まれる前の軍艦島の姿だ。ヒトトオーナーの奥津爾さんが、「終わりの始まり。」という展示は、1月31日まで。http://organic-base.com/topic/mizukara/

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今回の旅は、建物と人に逢いにゆく2日間であった。どこに行き、誰と話し、誰からその想いとものを譲り受けるか。からだはクタクタだが、身に余る気力の充実をもらった3連休。

人が働いている姿を観るのが、とても好きである。光は生命の輝きそのもの。
自分もそのようでありますように。

saKae

あけましておめでとうございます。

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1月2日(土)9時スタートのPICK-UP & BarnS初売りにご来店頂きました皆様、誠にありがとうございます。一年を始めるにふさわしい、まさに日本晴れの上天気のなか、福袋も開店と同時に完売と相成りました。お買い上げ頂きました皆様、お寒い中お並び下さり本当にありがとうございます。

本日よりお仕事初めの方も多いことでしょう!どうぞ今年も宜しくお願い致します。PICK-UP & BarnSは、あす1月5日(火)も休まず営業致します。そして、あすが除外品なし店内全品10%oOFF & 運試しサイコロ割引き企画の最終日です。お買い初めは、どうぞPICK-UP & BarnSにて。

尚、1月6日(水)はPICK-UP & BarnSとも休業とさせて頂きます。休み明けの7(木)店頭には、待望のEngineered Garmentsの新作が並ぶ予定です。こちらもあわせて、ご期待ください。皆さまのご来店をお待ちしております。

saKae

今年もお世話になりました。

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今年もたいへんお世話になりました。

ひとつひとつ大事に選んだ物たちや、イベントなどでたくさんの出逢いがありました。

来年もお店を通していい出逢いがありますように。

来年もよろしくお願いします。

皆さま、よいお年をお迎えください。

PICK-UP&BarnS

日日

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日頃より、PICK-UP & BarnSをご贔屓くださいまして、誠にありがとうございます。2015年も無事に、最終営業日を終えることが出来ました。皆さまお一人お一人の笑顔が、私たちの暮らしの糧であります。よりもっと、皆さまの心に灯がともるような洋服を、暮らしがより美しく豊かになるような出来事をお届けしたく思います。

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PICK-UP & BarnSの初売りは、1月2日(土)あさ9時スタートです。福袋もご用意してお待ちしております。除外品なしの店内全品10%OFFや、サイコロ割引などの企画もあります。 皆さまのご来店をお待ちしております。

どうぞ、2016年もPICK-UP & BarnSを宜しくお願い致します。

皆さま、良いお年をお過ごしください。

saKae

Passion

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『あす、高橋社長、田中さんいらっしゃいますか』突然のメールに驚き、「その日、PICK & BarnSスタッフは全員おります。お逢い出来ますことを愉しみに。」とすぐに返信。

諸々の予定が重なるも、来店されたのは約束通りの木曜夜。悔やまれるのはBarnSスタッフ須田が、訪問時間に間に合わなかったこと。

とは言うものの、私は未だ彼の作る展示会に伺えたことはありません。 面と向かって話せるのは、いつも別の展示会上でしたから。まさかお店に来てくれるだなんて。

『昔買ったもので、いまも着てる服は何ですか?』と、唐突に彼が私たちに問いかけます。

オーナーはSt.Jamesのウエッソン
藁谷はPadmore & Barnes のモンクストラップ
田中はといえば、高校時代PICKで購入したCONVERS 迷彩柄のキャンバスOX。

と、そのどれもが15年以上のときを経たものばかり。

「小森さんは、何ですか?」と尋ねます。
『僕はロンドン旅行のときに買った、Gurnsey SweaterのNavyです。』

皆が答えた服は、すべてインポートものでした。それぞれの思い入れを交え、服の話で夢中になります。大学の講義を終え駆けつけたスタッフ中里も、食い入るように話を聞き逃さない様子。

『訪れたサンフランシスコで見た、HEATH CERAMICS(ヒース・セラミックス)には、感動しました。天高や、照りつける陽射し、そしてあの解放感。ものがつくられた、その土地に行くこと。制作現場に立ちあえること。これまでもヒースはPLAYMOUNTAINなどで見てたけれど、やはりものが生まれる現場へ行くことは格別です。見え方も変わります。』と小森さん。

全くもって同感です。ものそれ自体が生まれた原産国を大切にすること。多少の野暮ったさがあるからこそ、いとおしくなる。それがインポートものの醍醐味。作り手である小森さんが以前、私に送ってくださったメール。その一文をご紹介します。

– ただでさえ物があふれている今の時代に、わざわざ物を作る以上、その”本物”を目指して作ることは作り手側の最低限の使命だとも考えております。ただの物真似ではなく、作る人が着る人を明確に思い浮かべながら、そして純粋に日々感じる事を”かたち”にする作業で生まれたデザインには無駄がなく、”本物”になるべく可能性を秘めた物になると信じています。-

多くのジャズプレイヤーに現役最高の煌きがあるように、デザイナーである作り手や、私たちにもそれがあります。ギラギラとほとばしるエネルギーが否応なく滲み出るとき、そしてその”もの”に出逢う瞬間が。

『昔買ったもので、いまも着てる服は何ですか?』

その問いには、もうひとつ聞きたいことが内包されているようでした。それぞれが当時体験した「衝撃ある”もの”との出逢い」それを越える事態が、今後その身に起きるのか?あのときの感動を超える”もの”を生み出せるのか?

触ったり、目で見て参考にするのは過去に生まれた”もの”から。ヴィンテージや古着に着想を得ることは、数多くあります。しかしながら、私たちが生きているのは、いまこのとき。時代の気分を抱えながら、「何を生み出していくのか。」それは、作り手にもお店にも言えることでしょう。

“本物”になるべく可能性を秘めた物。
『昔買ったもので、いまも着てる服は何ですか?』そのものになり得る「COMOLI」の洋服を、どうぞ店頭で味わってください。袖を通してください。

作り手を囲み、ともに飲む夜。
いくらだって話していたい、そんな木曜の夜でした。

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舞台

「旬であれば、味は頂点で、物は店頭に出盛り、値も安く、と、三拍子揃います。たくさんある中から、よいものをえらぶことはやさしいことです。しかし、よいものと一口にいっても、なかなかむつかしいのですが、大根ならまず大根の姿を見ます。」(『料理のお手本・辻嘉一 著 中公文庫』より)

新潟の北書店で購入した本に、服屋としても、まったくもって同感と思える一文がありました。「八百屋のようにある服屋」というのが、常日頃 私がお店に立って思うこと。鮮度の良い服を、旬のときに見て頂く。あれやこれやと市場に並んだ品物から、来店された方にビタリっとはまるものを、提案したいと考えています。

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江戸中期の浮世絵師
鈴木春信の「清水舞台より飛ぶ女」

『値も安く』という点。働き出した頃は、一体どう着れば良いのやら?と思う服がいくつかありました。それは、BarbourやSMEDLEYしかり、Trickersしかり。お店で扱う服はどれを見ても、清水の舞台から飛び降りんばかりの情景。いまになってようやく、長く付き合っていける服がわかってきました。元をとる、というよりは、着るその瞬間を愉しむこと、これに尽きるでしょう。ふと肌に触れたとき、ああやっぱり良いなと思えること。

もともと、清水の舞台から飛び降りるとは、どんな云われがあったのでしょうか。日本経済新聞によれば、「観音様に命を預けて飛び降りれば、命は助かり願いがかなうという民間信仰からです」の記事。清水寺の学芸員坂井さんのお話が、しっくりときます。(http://www.nikkei.com/article/DGXNASIH1300D_U3A111C1AA1P00/)

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JOHN SMEDLEY
ASHMOUNT

made in England
material : 30G Merrino Wool
color : SILVER , CHARCOAL , MIDNIGHT
size : S , M
price : 31000yen + tax

観音様には及びも付きませんが、ドーンと飛び降りてみてください。われわれスタッフが、皆さまの願掛けが叶うお手伝いをさせて頂きます。「みずみずしい大根」も揃えてあります。11月3日(火)は、PICK-UP & BarnSともに営業致します。皆さまのご来店をお待ちしております。

11月4日(水)は振り替え休日とさせて頂きます。

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How To ?

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11月は、もう目前。陽射しの暖かさとは反比例して、寒さが肌を刺す帰り道。「これはいよいよアレの出番だ。」と、ホカホカふっくらなはずのダウンを押入れから出して、びっくり。「見ないあいだに痩せ衰えて、一体どこをほっつき歩っていたの?」と優しく声をかけたくなるベストが一枚、そこにありました。

さて、どうしたものか?
すぐ着たいのに、汚れてもいるじゃないですか。おまけにペシャっとなって、購入した時の面影もない。そんなとき、お客さまから「ダウン、家で洗えますよ。俺、いい洗剤知ってます。」のナイス箴言。

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お言葉に完全に甘えて、購入してきてもらったのはドライマーク衣料専用洗剤「DRY・UP」。なかなかどうして良い響き。ロゴのフォントもうちの店と似ているじゃないの!

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さぁ、早速試してみましたよ。ダウンベスト洗浄。やさしく浸け置きして洗うのが大切。決して、もみ込んだり、ぎゅうぎゅう絞ったりしてはいけないようです。中に入っているフェザーやダウンボールを痛める原因になってしまいますから。水を張った桶に沈むダウンは、ずぶ濡れの汚れた子犬のよう。

大丈夫、優しく洗ってあげますから。

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こちらが、洗濯前のようす。襟元には、やはり汗と擦れによる汚れがあります。洗剤に付属された説明書どおりに、優しく浸け置き、汚れのひどい部分は最初に原液を直に付け、歯ブラシなどでこすり落としておきます。

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洗いあげ、10秒の軽い脱水。そして、ここらからは自己流ですが乾燥機へ30分Go。(良いのかどうか?完全なる自己責任です。入れて良いのか乾燥機!偏らないのかダウンよ。)気になっていた衿裏の汚れが、綺麗に洗い落されています。フェザーとダウンボールが完全に乾くまでは、2~3日かかるようです。しっかりと乾かしてから、が お勧め。乾燥が不十分だと、カビの原因になるそうです。

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ダウンのふっくら感も、もとの状態よりもフカフカに!何でもかんでも自分でというのは無理がありますが、どうしてもすぐ着たいっていう衝動が、服好きにはあるはずです。そんなとき試してみては、ダウンジャケットの自分洗い。薄汚れた子犬のようだったダウンが、美しくなってわたしのもとに帰ってきたのですから。

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OUR BIBLES

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朝夕の寒暖差が厳しくなりました、いよいよ秋の訪れ。店頭に並ぶ新作に、ご来店されるお客様の顔もほくほくのご様子。街の本屋に並ぶ雑誌にも、Engineered GarmentsやCOMOLIの名を見かけることが多くなってきましたね。 続きを読む

Old tale & Styling

ついこの前の日曜日、PICK & BarnSに久しぶりに顔を出してくれた友人たちがおりました。以前、PICK 2Fでレコードショップを営んでいたS氏。そして、彼の大学時代からの友人でもあり、PICKで1年ほど一緒に働いたことのあるK氏、それぞれご夫妻連れ立っての嬉しいご来店でした。

昔話に花が咲くというのは、ここ洋服屋でも一緒。当時扱っていた『Peter Storm』ポップコーンセーターの話で、その場が盛り上がります。「Peter Storm着てるの、恰好良かったよなぁー。いまでも手元にあるんですか、Sさん?(スタッフ藁谷)」に対して、『もちろんあるよ、家のどこかに。でもね、あれインナー透けちゃうんだよね。編み目大きいから!』なんて笑ってしまう返しは、さすがS氏。洋服好きあるあるですね。BarbourのSandstone色を『オイル臭い!』なんて言いつつも、彼は雰囲気よく着こなしていました。その当時Barbourといえばプルオーバー型のスモッグLongShoreman とか、ベストタイプのWestmorland Waistcoatなんかも扱っていましたしね、全然売れなかったけど(笑)

怖気づいて誰も挑戦しない服ほど、着こなしたときの恰好良さが飛び抜けますね。それを自然と着こなす彼らは、ヤバかった!SEQUELのGORETEXとか、MICHEL Beaudouin(ミッシェル・ボードワン)のセーラーシャツのような変り種を、Clarksのデザートブーツにシンプルにあわせる着こなし。後のEGやThe Dayのデザイナーが参考にした『mmsw WORK WEAR』なんかも懐かしく、いまの時代にこそ欲しいものづくりをしていましたね。

K氏とは、本当に久しぶりの再会。うちで働いた後、彼は大手セレクトショップへ就職。やがて、Dで働きはじめます。出張の際などは、神南本店に出掛けて行って、服の情報交換などをしたものです。帰省の際、PICKに立ち寄っては「若いひとなんですけれど、とても恰好良い服づくりをするデザイナーが、うちにいるんですよ。ミリタリーや古着にも造詣が深くって!Dでは全然売れないんですけどね(笑)」と言って、当時着ていたコートを見せてもらい着させてもらったこと、いまでもしっかり覚えています。

そのコートを企画生産していたのが、現在飛ぶ鳥を落とす勢いの『COMOLI』を手掛けるデザイナー。そのCOMOLIと、うちのオーナーを引き合わせてくれたのも、K氏でした。定番も新作もぎゅうぎゅうに詰まったPICK店内を見て、「たたみのスペースがこんなにあるのって、やっぱり良いよなぁ」と彼。

それぞれに土地を離れて数年が経っても、こうしてお店があることで服の話が出来ます。「これってつくづく幸せなことだなぁ」と、感慨深くなってしまう、日曜の夜でした。

saKae

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慌ただしかったシルバーウィークも過ぎ、穏やかな天候とともにPICK-UPには引き続き、秋の新作が届いています。本日ご紹介するのは、王道を地で行くスタイリング。あのSTEVE McQUEENさながらの、着こなしをぜひご覧ください。(Styling by Wragaya)

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SCYE BASICS
DRIZZLER JACKET

made in Japan
material : 表地 Cotton 100%/ 裏地Polyester 100%
color : Black
size : 38 , 40
price : 32o00yen + tax

JOHN SMEDLEY
A3742 PULLOVER TURTLE NECK

made in England
material : Merino Wool 24G
color : RACING GREEN
size : S , M
price : 34000yen + tax

Brady
ARIEL TROUT

made in England
material : Bridle Leather / Canvas
color : OLIVE /OLIVE
size : 35cm×27cm×8.5cm
price : 36000yen + tax

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LEVI’S
519 PIQUE ‘WHITE’ LEVI’S

brand from U.S.A
made in Turkey
material : Cotton 100%
color : White
size : W29-W33/L34
price 20600yen + tax

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SANDERS
Chukka Boot / Snuff Suede

made in England
material : Suede / Real Rubber Sole
color : Snuff Suede
size : 6H , 7 , 7H
price : 43000yen + tax

通信販売も承ります。詳しくは、お電話かmailにてご連絡ください。

PICK-UP
024-531-6355
pick82@opal.dti.ne.jp