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Barbour – repair

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久しぶりのBLOG更新となります。

しばらくの間、ホームページ システムアップロードのため、こちらのページを
更新出来ずにおりました。

また、こうしてWEB上で皆さんに、PICK-UP & BarnSのことをお伝えできること、感謝しております。

今後とも、どうぞご贔屓に。

雨の日も雪の日も、10数年に渡って、お客様の相棒となってきた
『Barbour BEDALE JACKET(ビデイルジャケット)』。

長年の付き合いで、袖口は擦り切れ、アーム部分にはいくつかの穴があいていました。
オイルも良い感じに抜けており、リプルーフしなくて良いけれど、あちらこちらを
補修したいとのご相談。

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以前、お預かりした『POLAR QUILT JACKET』の修理品は、イギリス本国でのお直しでした。
(現在、Barbourの修理はイギリス本国への発送ではなく、日本国内での修理受付となっています。)

その時の修理は、さすがイギリスというかんじで、破れたキルティング素材の上に、同色のナイロン生地を当てパッチワークするというもの。修理する職人にも経験とプライドがあり、どのような修理にするかは本国の職人次第。こちらから、ああしてこうして!は、ほぼまず通らない。

いわば、基本『また着れるようにする』現状復帰の機能主義。なんとも豪快な修理に、潔ささえ感じます。今回のリクエストは、リプルーフなしのお直し。お客様と相談を重ねた結果、地元のお直し店に修理を依頼することに。

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一か月後、仕上がったのがこちら。
デニムの穴あき補修のように、生地を一度開き、裏地を当ててミシンで叩く手法。
擦り切れて開いていた袖口は、3mm幅で三つ折りし ちょっとだけ丈詰め。
3mm幅での袖丈詰めが出来るだなんて、さすがプロだなーと思う仕上げ。

私はBarbourのような雨合羽は、パッチワークよりも叩き直しのほうが、かんじが良いと思います。イギリスのように霧も多く、雨降りがちな気候の国では、穴あき部分の上にパッチワークするのが正攻法だし、機能の上でも合点がいきます。

でも、日本で着用する分には、オイルも少し抜けているぐらいの方が良いと思ってますから。叩きのお直しがらしいかと。

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お渡しさせて頂いたお客様も、納得のお直しだとお話し下さいました。
こうして、また数年愛着を持って着て下さるのだと思うと、『購入して頂いて良かった。』と
売り子冥利に尽きるのです。

やっぱり、服だけが恰好良いんじゃ、本末転倒。
着ている人の空気や、その暮らしぶりがにじみ出るものが良いな。

『手を入れて、また良き相棒となる』
そんな洋服に出逢えるのがPICK-UPなんだと思う、嬉しい修理のご依頼でした。

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