Exhibition & Short trip
- 2014 3/20
きょうの福島市は、雪降り。
皆さん、どうかお帰りの足元お気をつけくださいね。
PICK-UP&BarnSには、春の息吹感じる新作が、がしがし入荷しています。
きのう、朝イチでお店に届いた「Engineered Garments」の大パッキンふたつ!
夕方までほぼカタチを変えずに、店内にドカッと居座っている。
ふたりで手を動かせど動かせど、商品を店頭出しすること、なかなか敵わず!
翌朝また仕切りなおし、昼過ぎにすべての商品を並べることが出来ました。
皆々様、お待たせしました !
Engineered Garementsはもとより、「FRAIZZOLI」 のジャケットやショップコート、
この春の新顔「Days & Day Craft」のシャツ、ストックをいつも切らしている
「RESOLUTE」のレングスもあらかた揃っています。
つめたい風も吹きます。ときに、雪も降るでしょう。
しかし、着実に草木は芽吹き、大地は青く茂る。春の訪れはやってきます。
お気に入りの洋服と出逢いに、ぜひお店まで足をお運びください。
明日からの3連休、店頭にてお待ちしています!
きょうは、ついこないだ行った東京出張 その報告をさせて頂きます。
3月11日(火)8時過ぎの新幹線に乗り込み、すぐ目に映るは
吾妻山の気高さ、流れる川と畑の美しさ。
大宮を過ぎる頃には、右手に富士山が鎮座し、それは雄大な景色。
目指すは代官山。店頭でも好評のメーカー「or slow」の展示会へ 、いざ。
朝イチということもあって、バイヤーの顔も少なめ。
週の中頃、水曜はたいてい展示会場が混み合うので、ゆっくりと見定められるのが 火曜かな。この日選んだアイテムが、店頭に並ぶのは半年後。 贔屓にしてくださるお客様の顔を浮かべ、評判の良かったアイテムを追加しつつ、 ひとつひとつのものづくりに目を通す。
「or slow」のスタッフは、みなさんハキハキしておられ気持ちよくご対応して
くれる。商品を手にしながら、作り手と言葉交わすことが出来るのが展示会の醍醐味。
日頃 疑問に思っていることなど、直接伺えるチャンスです。
or slowで定番となる型「107 Ivy Fit Jeans」について代表 仲津さんと話をしました。
定番「105」と生地はほぼ一緒ですが、「107」の場合 経糸の撚り回数を増やしているそう。シルエットが細身の分「107」は、膝が出にくいよう生地を固く仕上げます。
たとえて言うなら、雑巾をかたく絞るのと撚りを強くするのは、同じイメージ。洗い込むと艶がまし、コシが出る。履きこんだサンプルを手に、穏やかながら熱くお話しくださいます。
「or slow」のほかにアポイントを取っているメーカーが、あと4件。どれも大切な取引先。
きょうの好調な滑り出しは、あの吾妻山を見上げたときに決まっていたのか !
その後も、順調に秋冬の洋服を手に取り、品定めをする。
「VETRA」のパターンをひき、自身のブランド「COMOLI」も手掛けるデザイナーさんとも話が出来た。あいだを取り持ってくれたスタッフ吉田さんに感謝。
品物を見るとき、まずはフラットな状態で一通り目を通す。一巡してなお目に留まるもの、心に響くものを試着する。これが、おそらくうちのやり方。オーナーから引き継ぐスタイル。最近、これに足すことがある、あくまで自分なりにだが。
一番はじめに外したものを、あえて着ること。一着一着を丁寧に作っているメーカーだからこそ、そのつくりは信頼している。その上で、何が心に留まらず弾いたのか。それをあらためて見直すことで、自分たちの好きなもの、伝えたいことが輪郭を増す気がするからだ。
偉そうに言えた義理はないが、最近そう思っている。
時計は8時を過ぎている。
そうだ、三軒茶屋へいこう。
3月11日、その日である。
同郷の頼もしい女主人が切り盛りする店「簡易酒場trois」へ。
ことば多く語らずとも、顔見て仕事をみて、背筋を伸ばすことが出来た。
いつ行っても、気持ちの良い風が吹いている。ふと見上げると、わたしの憧れる
作家の彫刻がある。しかも、昔ここでみたものとは別の顔が。
さすが。ヤラレマシタ。
空間、居心地、そして料理と少しのお酒を頂く。
明日も引き続き出張だ、このくらいにしよう。
翌日のぞいた写真展では、大好きな吉祥寺の男とも、挨拶を交わせた。
出逢いのある出張、貴重な時間を過ごせることに 多謝!
saKae