カテゴリー : 2014年 12月17日

Holiday – Niigata Travel Guide

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途中降り立った西会津は、雪模様。あさ、福島を出たときほど寒さを感じなかったのは、目的地である新潟で思うこと。きょうは、火曜日。逢いたい人と行きたい場所へと、向かいます。

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ほとんど、下調べをしなかった目的地の医学町ビル。かすかに暗くもやわらかに灯る照明、ちょうど陽のひかりとコントラスト。乗り込んだバスの車中から、その建物が見えます。心がざわつく。「きょうは、どんな出逢いがあるかしら。」

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新潟でお店を営むtetote http://blog.goo.ne.jp/tetotekohaku の増田さんが、医学町ビルで企画運営した「寺村 光輔展」。この展示を見たいがため、新潟へ来たのでした。

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展示中の2Fには、3~4組のお客様がいます。窓辺へ差し込むひかりに器を照らして、自分好みのものを探す方。用意された古いソファに座り、どれにするか考えているのかな?思案中のご婦人。少し、わたしより先輩のご夫婦は、仲よく片口を手にしています。

わたしの顔をみつけて、驚いている増田さん。
さァ わたしも、どれにしようかな?

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医学町ビルから、眼と鼻の先にmarilouはあります。http://marilou.jp/ こちらのお店は、わたしたちのお店PICK-UP & BarnSでもお付き合いさせて頂く、エフスタイルさんからのご紹介。偶然にも以前、FOR座RESTのとき出店していたわたしたちのお店から、ご自分たちのお店で使う什器を、ご購入頂いたことがありました。滞在時間が限られてしまうショートトリップ、なかなかゆっくりと伺う機会をつくれずにいました。きょうは、marilouで、ご飯を頂きます。

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忙しくも、手際良く料理の腕を振るう店主の誉也さん。玄米食、メインディッシュのとうふハンバーグ、季節の野菜をつかったベジご飯を頂くことに。どれも、からだに満ち満ちてゆく、料理の手間は野菜の美味しさにあることを教えてくれる、滋味にあふれたお料理でした。御馳走様です、誉也さん。

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そして新潟旅行の際、かならず立ち寄りたい北書店へ。http://kitashoten.net/

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昨夜は、福島で打ち合わせ。そのあと、皆で愉しく深酒したため、頭の回路がうまく働きません。「考えるのをやめるな!感じろ!」と、うんうん唸り声を上げていると、目に飛び込む本がありました。「料理のお手本」「料理心得帳」どちらも、辻嘉一 さんの本です。どうにかこの2冊を選び、欲しかった大坊勝次さん著の「大坊珈琲店」を手にしたところでギブアップ。見かねた佐藤店長、次から次へとわたしへのお薦め本を、選んでくださいます。

あれよあれよと積み上がり、春まではもう本は要らない⁉︎というところで、買物終了。袋ひとつでは納まらない、大収穫の大興奮となりました。佐藤店長「田中さん、これでも抑えてるんだよ俺!田中さんへの選書は、一年振りだから。」「そう、革命的な本があるのだけれど。さっき売り切れてね。PUNKっていう本、OKI JUNKOさん知ってる?」ん?なんだか聞いたことあるぞ、あのとじ方が変わってる凄そうな本だ!しかも、最後の一冊を購入したのは、わたしの知るその土地の人物。すぐさま、予約しましたよ(笑)

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まだまだ行きたいところは、あるのです。佐藤店長に、「閉まっていても、こじ開けな。」とアドバイス頂いたお店「むすびや百」へと。案の定、鍵はかかり店は真っ暗。休みか と思ったところ、奥に人影があるではありませんか!ノックノック、開けてください。瓶詰めしたお宅の調味料が、どうしても欲しいのです。

こちらに気付いてくだすった、店主百さん。わたしの顔を見かねて、扉を開けてくださいました。「お仕事ですか?田中さん(笑)また、こっちで下見とか?」。新潟に来ることは、着く直前まで誰にも伝えていませんでした。(早朝の出発だから、来れるか自信がなかった!)百さんも、驚き笑っています。

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休業日のお店に、無理やり押し入り買物しようとする わたし。我ながら、ひどいよね。快く、お店を開けてくださる百さん ありがとう!

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一年振りの marilou 、むすびや百、そして北書店。 残念ながら、時間の都合で今日は逢えないエフスタイル。それらが暮らす町にある幸せ、新潟の皆さんが羨ましいのです。

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今回、新潟に来ることをお伝えしたひとが、この亀さん。メールしたのは、新潟到着直後ですが(笑)PUNK 最後の一冊を北書店で購入した、そのひとです。医学町ビルで落ち合い、なかを案内してくださる亀さん。デザイン会社を営む、言わば新潟市のエンジン。わたしたちのお店でも、そのアイディア自体を頂戴した-自分たちの暮らす町のお薦めをひとつご紹介する-「身のまわリポート」生みの親です。

これからの展望を含めて、とても愉しみな医学町ビル。その鳴動をききました。屋上から戻り、さきにドアを開けた亀さんが「うわーっっ」って驚いてる。

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なんと、ドア開けた先にいらしたのは、エフスタイルのふたり!わたしも、「うわーっっ」。そして、すぐあとに続く北書店 佐藤店長!そこにいる全員が、何か持ってる! 惹きが強いのなんのって。PICK-UPオーナーから届いたりんご。それを増田さんにお裾分けするため、エフスタイルのふたりは医学町ビルに来たんですって。偶然にも、程がありますよ ほんと(笑)

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わたしも、今回の展示の主催者であるtetote店主増田さんに、器選びの相談を持ちかけます。「あさのひかり、夜のテーブル。それぞれの時間に、見える景色があります。このビルに射し込む陽のひかりや照明のもと、一日の流れを感じるなかで、ご自身が使いたい器を選ぶのが良いですよ。」と、とてもわかりやすく、静かに熱を帯びた言葉を持って、お話くださる増田さん。わたしひとつ、決めました。

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岡本仁さんがお勧めの「バスセンターのカレー」は売り切れていたけれど、また来るよ新潟!暮らす町が愉しいのって、最高なこと。ご機嫌なこと。わたしたちの暮らす町も、この上なく愉しいけれどね。

5時間のショートトリップ at Niigata
この日 出逢ったすべてのひとに ありがとうを。

多謝!

saKae

Fabrica Alentejana de lanificios / Vest

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Fabrica Alentejana de lanificios
Vest

made in Portugal
material : Wool 100%
color : Navy
size : S Thanks sold out , M Thanks sold out
price : 47000yen + tax

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本日ご紹介させて頂くのは、ポルトガルから届いた、伝統的な織柄のベスト「Fabrica Alentejana lanificios(アレンテージョ地方の毛織物)」です。この織物に出逢った経緯と、ベストになるまでのお話を企画者である、高橋さんからお聞きしました。

それは、ポルトガルのポルトという街を訪れたときのこと。同国の伝統的な手工業を守ろうとするオーナーが開くお店で見た、一冊の写真集。非売品だった最後の一冊をどうにか譲り受け、その中に広がるラグ工房と街の美しさを愉しんでいたそうです。

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しかしページをめくるうち、織物への想いは募り、この織物工房を探すことがはじまります。ポルトガル大使館、パリにいるスタッフと探しに探したそうです。そうしたところ、昔ながらに織りを続けているところが、アレンテージョ地方に一軒だけ残っていることがわかりました。お土産屋さんに置いてあるような、機械化された輸入物ではない、本物の織物があるというのです。

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そこから連絡をとるのも、一苦労でした。70過ぎの女性がオーナーで、3人の織り手がいるのですが、mailは知り合いの女性宅に届き、その女性が週に何回か飼っているヤギの世話に行くとき、プリントアウトを届けるといった文通の状態。(Nepenthes とArrow Moccasin のやり取りを思い出します。)彼女も、70年代にオランダから旅行でこの地に来て、このラグにほれ込みそのまま移り住み、工場を継いだ方だというのです。フォークロアやアートに非常に関心が高い方で、高橋さんがそのとき持参したCENTINELA(センチネラ)やORTEGA(オルテガ)の織物にとても興味を持ってくださったそうです。

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アメリカインディアンの織り物の歴史はここ120年ほどのもの、このアレンテージョ地方の織物は1492年のレコンキスタまでイスラムの文化を受けた、この地ならではの独特の色彩と柄の文様をもつもの。彼女は自分たちがつくる織物の、歴史の深さに自信を持っています。今回ベストには、柄のなかでも一番古い文様のひとつである、水の流れを表すものを選びました。

もちろん、このようなベストは現地では存在しません。歴史と文化を、装うという形のなかに表現した一枚です。(高橋さん談)

※レコンキスタとは
イスラム人に占領されたイベリア半島を、キリスト教徒の手に戻そうと奪回しようとした闘い。この過程でポルトガルとスペイン国家が誕生することとなりました。国土回復運動とも呼ばれます。http://www.weblio.jp/content/%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%82%BF (Weblio より抜粋)

 

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ポルトガルのアレンテージョ地方に残る最後のウールファクトリー。高度な技術を兼ね備えた熟練の女性3名によって一枚、一枚心をこめて織られているものです。

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ヨーロッパで最後の一台と呼ばれる織機、それは中世の時代から使われていたものだそう。工房自体も、ポルトガルの首都から約3時間半かけて、たどりついた場所にあるといいます。くるみボタンも、経年変化がたのしみなリアルレザーを用いています。

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これまでお店では、「ORTEGA’S(オルテガ)」や「CENTINELA(センチネラ)」、「TRUJILLO’S(トルフィリオ)」など、いくつかのラグベストを取り扱ってきました。どの工房も、職人が一枚一枚を手間をかけて織りあげているものです。このアレンテージョのものは、その素朴な風合いに愛すべき情緒があって、まさに人が手でつくりあげる様相が、見て取れます。着ることで伝わります。

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その土地ならではの「もの」に出逢うと、まるでその場所に行ったような気持にもなれて、服の世界旅行とはこのことだなぁ!と産地に想いを馳せるのです。

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わたしがこのラグベストと出逢ったのは、フランクロイドライトが手掛けた目白の建築物、自由学園明日館。その光のなかでした。高橋さんがTシャツにさらりと羽織っていた姿と、敷き詰められた色とりどりの織物に、まさに目を奪われたのです。こうして、ご紹介している間にもSサイズが、お客様のもとに旅立っていきました。

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いま、数少なく残る手仕事。職人の手間をかけたポルトガル伝統の織物、ぜひ店頭にてご覧ください。色違いのベストもご用意出来そうな予感。サイズ欠けしているSも、近くご紹介出来ることを願いつつ。皆さまのご来店をお待ちしております。

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ただ今、PICK-UP & BarnSで贈り物をお選び頂いたお客様には、スペシャルラッピングをさせて頂きます。少しお時間を頂戴しますが、ラッピングの愉しさを、ご一緒に味わえましたらと思います。ギフト選びのお手伝い、ぜひ私たちにお任せください!皆様のご来店をお待ちしております。

通信販売も承ります。
お電話かmailにてお問い合わせください。

PICK-UP
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pick82@opal.dti.ne.jp