カテゴリー : 2015年 2月5日

Engineered Garments – 19th BD Shirt / Madras Plaid

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Engineered Garments
19th BD Shirt / Madras Plaid

made in U.S.A
material : Cotton 100%
color : Yellow/Green , Navy
size : XS , S
price : 25000yen + tax
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本日ご紹介するのは、Engineered Garmentsでもお馴染みとなったブランドを代表する一枚、「19th BD Shirt」。袖を通し、ボタンを留めたとき「あれ?途中で前立てが消えている。」と思ったことが、皆さんありませんか。途中から前立てが消え、左右に広がるようにラウンドするこの仕様を、「ハーフプラケット」と呼んでいます。この仕様は、1920年代の古いBDシャツを参考にしているみたい。
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両脇のガゼット部分、ぐぐっと深くカーブする部分を、私たちは「刳り(くり)が深い」と言います。そのむかし、シャツは下着と同等に考えられていました。だから、シャツの裾はボトムの中に入れるのが基本。「どうせ中に入れてしまう部分なのだから」と、ボトムに入れる部分の前立てを、省力したそうです。ハーフプラケット仕様のシャツには往々にしてもうひとつ、ボタンホールが付いていました。当時、ボトムのトップボタンは内側についていることが多かったそうです。そのトップボタンとシャツに付いたボタンホールを留めて、シャツの裾がボトムから出るのを防いでいたと言われています。シャツのボタンは6個、ボタンホールは7つ!シャツ自体に留めるべきボタンがないのに、ボタンホールが付いているのはこのためと思われます。
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時代が過ぎ、シャツについたボトムのためのボタンホールでさえ、省略するつくりが出てきました。ついに残ったのは、ハーフプラケットと左右に広がるラウンドした裾だけ。留めるボタンホールがなくなってしまったとき、もちろんシャツの裾はボトムからすぐにはみ出てしまいます。EGディレクターの鈴木さんは、昔からこの仕様のシャツを着るたび、煩わしく気になっていたそうです。「裾、出ちゃうなー」と。しかし、徐々にその不完全さが愛らしくなって、いまでは自分が作る服だからこそ、「その不完全なディテイルを残そう。完璧な服だなんて、つまらないじゃないか!」という理由で、ひとつのデザインとして採用しているそうです。天邪鬼な鈴木さんらしいディテイル、聞けばちょっと好きになってしまうから、不思議です。
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1920年代に、リゾートへ出掛けるアメリカ人に大流行したマドラスチェック。今回のシーズンテーマである「TRAVEL & SAFARI」の冒頭を飾るにふさわしい一枚です。
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「ハーフプラケット」と「刳り」の話を、長々と続けてしまいましたね。楽しんで頂けましたら、幸いです。ぜひ、店頭にて19th BD SHIRTをご覧くださいませ。きっと、あなたのお気に入りの一枚となってくれるはずです。

saKae

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