カテゴリー : 2019年 7月21日

Filphies – Crew Neck Photo Printed Tee Shirt


Filphies
Crew Neck Photo Printed Tee Shirt

Stop Killing 117th Street in Harlem 10027 in 1991
made in U.S.A
material : Cotton 100%
color : White
size : S , M , L
price : 7800yen + tax


Selling socks on 125th Street Harlem 10027 in 1991
color : White
size : S , M , L
price : 7800yen + tax


Sweethome on 118th Street in Harlem 10026 in 1992
color : White
size : S , M , L
price : 7800yen +tax


Two Cats on 57th Street in NYC 10019 1991
color : White
size : S , M , L
price : 7800yen +tax


本日ご紹介するのは、Filphiesより『Crew Neck Photo Printed Tee Shirt』を。<POST O’ ALLS>プロダクションマネージャーでもあり、NYC在住のフォトグラファー内藤カツ氏によるブランドFilphies(フィルフィーズ)。凹凸感のある往年のアメリカ製で仕上げられたプリントT-Shirt、サイズはS , M , Lで4柄をご用意しました。Filphies とは、FILM + PHOTOGRAPHY / フィルムフォトグラフィーに由来。フィルム写真のもつアナログ感を手書きのロゴに表現。ぜひ店頭にて、お手に取ってご覧ください。皆さまのご来店をお待ちしております。

saKae

通信販売も承ります。
詳しくは、お電話かmailにてご連絡ください。

PICK UP : 024-521-2188
mail : pick82@opal.dti.ne.jp

ニューヨークに住み始めて三年が過ぎようとしている頃、ハーレムに探索に出かけた。当時の生活環境からすると肝試しという言い方が適切かも知れない。ニューヨークなのに人もまばら。当然のことながら黒人しかいない。高い建物が少ないせいか空が大きく見える。視界が広いからか、ビルの圧迫感がないからなのか、廃墟が点在しているにも関わらず背筋が凍りつくほどの緊張感はない。

バックパックには35ミリカメラとレンズ2本。露出計とTRI-Xが数本。安全のためカメラは撮りたい衝動に駆られた時のみ周りを見渡して、身の安全を確保してから取り出す。その行動が途中から嫌になった。隠れて撮影しているようだ。何か不自然。無性にハーレムを撮影したいと思った。

当時住んでいたアッパーウエストサイドにあるアパートに戻ってから、ハーレムは住みながら撮影する場所という気持ちが確信に変わった。それから1年しばらくたった1988年の4月にハーレムでの生活が始まる。五年半のハーレム生活で、土地に、住民に受け入れてもらえるまで二年以上はかかった。映画でしか馴染みがなかった光景が現実の生活の中にある。ドラッグ、拳銃、マシンガン、殺人。心臓が飛び出す思いは日常と隣り合わせ。慣れてしまうのか、麻痺してしまうのか、発砲後の火薬の匂いがアパートに漂うも、気持の振動は時間と共に薄れてしまう。

ようやくハーレムに慣れてきたと気持ちで感じられるようになってからはペンタックス67を大きなジッツオ三脚に付けて歩くも緊張感はない。ようやく受け入れてもらえたという身勝手な解釈。カメラバッグなしで歩くハーレム。ここから撮影が始まる。1991年のことです。

“Once in Harlem”は1990年代初めから中頃にかけて撮影されたものです。今となっては面影すらなくなってしまったハーレムがハーレムと呼べた最後の時代を共にした、そんな空気を感じ取っていただけましたら幸いです。

内藤カツ(ONCE IN HARLEMより)