SODA KO 展 100bags+


SODA KO 展 「100bags +」
3/8(Fri)-3/11(Mon)
10:30 Open- 19:30Close
PICK-UP 2F
※11(Mon)、曽田耕さん在店。

 

私たちの仕事は、「作り手」と「消費者」の間をつなぐ「伝え手」の役割があります。ものが生まれ、消費者の皆さんの手に渡り、育まれていく。そのさまを、何度も店頭で見てきました。時間をかけて、着る人のカタチになっていく。それが、ものを味わう醍醐味だと思います。数ヵ月前、馴染みのお客様から「これ素敵でしょ?」と曽田さんのバッグを見せてもらいました。よく使い込まれた持ち手には飴色のツヤが、ランダムにカットされた皮革一枚一枚は、少し反り返って躍るような表情を見せています。長年お店を開いていると、時折、買い戻したくなるような育ち方をしているものと再会します。その都度、「わぁ、よいですねぇ!」と思わず声が出るのです。

個展は二年ぶりとなります。「15年以上前、曽田さんの物作りに対する考え方に驚かされた。」とピックアップオーナーが話してくれました。普通だったら捨てられてしまうような廃材を無駄なく使い、少しずつ違った形や偶然の色の組み合わせで生み出されたKOのものづくりに、とても魅力を感じたそうです。大量生産、大量消費ではなく、すべて愛着の持てる一点もの。曽田さんのつくる「100 bags」、そのどれもが使い手である皆さんとの出逢いを待っています。

PICK-UP移転に伴い、この場所では最後の展示となります。駐車場ご利用の方は、近隣のコインパーキングにお停め下さい。ぜひ、皆さま連れ立ってお越しください。皆さまのご来店をお待ちしております

PICK-UP
024-531-6355 / pick82@opal.dti.ne.jp
Instagram pickandbarns1982

エックスデーだとか、昭和の次の年号だとかが話題だった頃、高校生の自分はポップミュージックやファッションを入口にして、受け売りではなく社会を見始めていた。ニュースにはパターンがあった。所属する組織の利害で人が発言し、行動し、そしてある個人の悲劇のニュースと成り、話題から消える。「それは絶対におかしい。」ハイティーンがこう思うのは当然だった。誰かが泣いているのだ。そんな中で、ある決意をし、そのまま今日にいたる。 「自分は自分でやりたいと思った事だけをやろう。」そんな輩を世の中は易々とは受け入れなかったが、そうやって作られたモノを面白がる人もいて、作ることが仕事に成ると、お店やその先のお客さんとも繋がる展開に成った。本当に有り難い。おかげ様でこうして自分は続けていられます。 そんなお店のひとつ、ピックアップとはもう15年以上になるんですね。いつの間にか出会い、深い共感を穏やかに積み上げてきたように思います。毎度あえて意見交換をする訳ではなくて、店と作り手として当たり前に品物でのやりとりを続けています。今回、このピックアップ移転の節目に「100 bags」をやれるとは、なんて光栄な事でしょう。当然やりたい事だけで製作します! 「+」の部分もどうぞお楽しみに。

-曽田耕-

曽田耕 1971年、大阪生まれ。 1992年、東京都立足立高等職業技術専門校 台東分校製くつ科卒業。 1995年、表参道の路上にてオリジナルの靴の販売を開始。 1998年の初個展「くつ+その仕事場展」以降は定期的にギャラリーで発表と販売をする形になる。 2000年に鞄の製作開始後、卸し中心の活動になる。ここ近年はスタジオでの「100 SHOES」展と、全国巡回の「100 bags」展を、一年ごとに交互に開催。