カテゴリー : 2021年 3月10日

あれから10年


東日本大震災から10年を迎えた福島。震災直後に心配の電話やお見舞いのメール、義援金などが全国から寄せられた。遠くは海外に住む福島にゆかりのある方たちから、被災地に思いを込めたメッセージ付きのキルトなども届けられました。原発事故後、福島は住めるところと住めないところが出来てしまった。古里を離れざるを得ない人の気持ちは、当事者にしか分からないこと。風評被害で農林水産業の従事者たちのやるせない気持ちは、計り知れないものです。幸いにも私たちのお店には致命的な被害はなく、お客様にも支えられた。お陰で福島でお店を続けることを決断しました。未曾有の事態に気持ちを新たにした自分がいます。

今まで地震や大雨はあったとしても、特に大きな被害がなかった福島でまさか原発事故による放射能汚染に脅かされるとは思ってもみなかった。汚れた福島をきれいにしよう。自分たちで出来ることを。ゴミを拾ったり、花を植えたり、以前より綺麗な福島にしたい思いは強くなりました。(花は市民の手で。街を花で彩るフクハナ)震災後は悪いことばかりではなく、支援してくださる方との交流も生まれ、来福される方も以前より多くなりました。何気ない福島の日常でも、訪れる方たちには新鮮に見えたり、福島の良さを発見する機会にもなりました。あらためて、いろいろな方に見守られているのを実感した10年でした。

最近は、地球温暖化による気候変動の影響なのか、全国各地で地震、台風や大雨による洪水被害が多発しています。災害はいつどこで起きるかわからない。常に準備と心構えをしておくべきだし、災害に遭われた方たちに寄り添う気持ちが大事だと思います。

私たち大人に課せられた使命は、明るくいきいきとした福島をつくること。街を、通りを花や緑で彩り、人と人が行き交う街にすること。それが、ご支援頂いた皆さんへの恩返しになると信じて。

Shogo